事業再生士補(ATP)について


事業再生士補(ATP)資格概要
事業再生士補(ATP)資格者は事業再生を行うための基本的な調査、分析および企画・提案のための諸知識を有しており、認定事業再生士(CTP)を補助できる能力を有することを証明する。
事業再生士補(ATP)資格は事業再生に必要な法律、会計・財務、税務、金融等の一般的な知識を持ち、また事業再生実務を行う上での高い職業的倫理観を有しているものに与えられる。


事業再生士補(ATP)受験資格について
事業再生士補(ATP)受験資格について
【1】 日本事業再生士協会が認定する教育機関が実施する研修(教室研修または通信教育)を各科目20時間受講し、履修証明書を取得することが必要です。
【2】 履修証明書発行条件
(1) 各科目20時間受講(3科目合計60時間)、ただし1科目につき10時間までの欠席は添削課題を指定期日までに提出することで充当することができます。(なお、その場合には追加費用が発生する場合もあります。)
(2) 通信講座は、指定期日までに全ての添削課題を提出し、各科目60%以上の正解率が必要です。


試験実施予定
試験科目 3科目(経営、会計・財務、法律) ※1科目ごとの受験は可能
出題範囲 BOK(Body of Knowledge)専門知識体系から出題
試験日 年2回


主要項目
経済、法制度、金融情勢をはじめとして、事業再生を取り巻く環境は常に変化しています。このような変化に対応し、その時々の時代の要請に応えられる事業再生士補(ATP)を養成するために以下の主要項目を学習します。
経営 ターンアラウンドのプロセスと事業再生計画の作成:状況評価、事業デューデリジェンス
ターンアラウンドの戦略:効果的な戦略プラン、モニタリング等
法律 私的整理:債権者交渉の意義、特定調停法
法的整理:法的整理の概要、清算手続き等
会計・財務 財務諸表の基礎:貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書
財務デューデリジェンス:財務デューデリジェンス、法的な要因の調査
信用リスクマネジメント:販売取引からくる信用リスク、業界のライフサイクルからくるリスク等